優秀な営業マンとは、、、(前編)

優秀な営業マンとはどういう営業マンのことを言うのでしょうか?

『顧客のことを最大限に考える人』『販売数量を増やせる人』『収益を上げる人』『毎月の

予算をしっかり達成する人』『後輩など人を育成できる人』『会社の方針を実行する人』

数え上げたらいくつでも出てきますが、これらのことを含めて総合的に仕事を推し進めて行く

事ができる人だと思います。ただ、全てをバランス良くこなせる営業マンは少なくて、だいたい

この中の一つか二つができる営業マンが多いのではないでしょうか?数量を売ることにかけては

長けている人が多いですが、収益を見ながら、在庫を見ながら、他の取引先の影響を考えながら

進めていける営業マンが少ないのも実態です。営業は個人事業主的な要素もあるので、若干は

仕方ないのですが、全くそこは自分は感知しないみたいな人を見ると残念で仕方がありません。

会社として大事な取引先で優先順にも高いのは良く分かるのですが、そんな扱いが続くと当たり

前のように自分の取引先が優先されることに対して周囲の同僚営業マンに対する配慮もなくなり、

気がつけば陰口をたたかれる結果になっています。また、取引先の言葉が全てになり、上司も

予算があるので是正もできずに、どんどん優先された営業マンが強い発言力を社内で持ってしまう

のです。営業マンにとってはどの取引先を持つかで天と地ほどの差があり、評価や出世にも

影響するのですが、一生同じ取引先を担当することはないので、この優遇された営業マンが

担当が変わるとたちまち駄目になってしまう例も多く見てきました。自分の取引先を大事に

しながらも周囲の同僚営業マンの取引先にも配慮し、結果として後輩社員の育成になり、例えば

その営業所や部署全体を良くしていくことができるのが優秀な営業マンの要素の一つです。

また、優秀な営業マンには多くの関係部署の人達が周囲に近づいてきます。マーケティング部や

物流部や人事部など。それには、その営業マンがアピールしなくてもあふれ出る優秀さを感じる

のだと思います。何かこの人から吸収して自分の課題を解決したいという思いが起こるのだと

思います。では、優秀な営業マンとはどうやって出来上がるのか?その一つは、取引先に育て

られることが多分にあると思います。やたらと怖い取引先の仕入れ担当者、地味だけど確実に

人格者と思える人、考え方がしっかりしている代理店担当者、自分のことしか考えていない

取引先など、多くの人達と接することでいろんな考え方や営業テクニックを身につけていく

事ができます。当然、反面教師的な人達も含めて。取引先はあなたを会社の代表だと認識した

時点で多くの情報をくれます。その中で、あなたがどう動くかも見ていますし、あなたに多くの

期待を寄せています。取引先との折衝に楽なものはないですが、あなたがその取引先に真摯に

取り組むことで、あなたが成長する多くのパーツを提供してくれています。そのパーツをそのまま

装備するのではなく、『自分らしさ』を付加して、よりよく加工して自分の一部にして

いくことで成長につながって行くと思います。

少し長くなりましたので続きは後編で。。。

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