数値でものを言う営業マンになる

何を聞いても、『ほとんど採用されます』とか『最低限に抑えます』とか曖昧でふわっとした

答えをする人が多いです。これは最近の若い人だからではなく、昔から存在しました。いや、

昔の人の方が多かったかも知れません。そういう曖昧な答えをすると、伝わりにくいだけでなく

答えたあなたが把握していないのではないかと勘ぐってしまいます。こういうのは普段からの

癖に起因すると思います。一見、しっかりと答えていると感じがちですが分かる人には分かって

しまいます。また、よくあるのが『みんな言っています』とか。みんなとは誰なんだ、何人が

そう言っているのか?自分の意見を正当化しようとして大多数みたいな感じを持たせようと

している風に思います。このときも、何処の部署の何人が言っているのかを明確にしないと

聞き手の判断が狂ってしまいます。話を元に戻すと、営業からの報告は非常に大事で、営業の

活動結果を数値で表現しないと取引先の方針や競合他社の動きなどを伝える伝えることができず、

上司は判断を誤ってしまいます。これを解決するためには、あなたが意識的に報告内容や報告の

レポートなので数値を必ず入れる癖を付けることです。今月の予算数値の○○を達成するためには、

後、○○の数量(金額)が必要です。それを達成するためには、○○円の販促金が必要で、それを

やれば我々の利益は○○円ほど悪化しますが、今月の予算は達成します。また結果としてシェアは

○○%になります。といった報告が癖になるようにしたいですね。また、数字で報告するのが

困難な場合は○○%という確率に加えて理由を加えて話すことで数値的なことは表現できます。

理由を加えてとは、エビデンスに近い内容で構わないと思います。数字とは共通言語であるので、

聞いている人達が理解しやすいだけでなく、あなたの説明に説得力が増します。営業ですから、

立場が悪い状況から何とか脱しないといけない時もあると思います。そんな時に、『ある程度は

取り返せます』とか『競合他社は最小限しかやってこないので』とか曖昧な説明をしてしまうと

悪い状況から脱することはできず、更に会議で炎上してしまうことになります。また、自己分析の

観点でも数値化は重要です。この数字までは挽回できるといった分析は今後の自分の目標にも

なりますし、ケーススタディーとして事例にもなります。何度も言いますが、これは難しい事

ではなくて癖を付けるだけの話です。いつまでも曖昧な表現で幼稚な解答をする営業マンから

ビシッと数値で答えられる営業マンの方が、上司も任せておこうとなるはずです。だからこそ、

数値化して説明するべきだと思います。他にも、個人的に嫌な言葉として、『できるだけのことは

やります』一見、情熱的な言葉に聞こえますが曖昧な表現だと思います。『できるだけ』とは

あなたが今考えている事のMAXな努力値。そこから状況も変われば、情報も収集できてくる中で

『できるだけ』という言葉は良くないと思います。数値化で説明すると言っても、適当な数値を

並べるだけの説明が続けば、『いいかげんな数字を言いやがって』となってしまうので、

そっちの正確さもしっかりと磨いてください。。。

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