社内営業できていますか？優秀な営業マンの共通点は社内のスタッフを上手く使うことができる
能力がある人です。能力と言っても特別なことではなく調整をできる人です。何の調整をするの
かというと、前もって起こるかも知れない事態に備えるようなことです。ですから、簡単なこと
ではあるのですが、意外とできない営業マンが多いのです。例えば物流、毎年毎年同じ
スケジュールの中で繁忙期は決まっており、トラブルが発生するのはいつも同じ時期。それなのに
毎年同じミスを繰り返してしまう。これは社内営業が弱い事に他ならないと思います。少しの
調整を怠るとその何倍もの代償を払うことになります。また、マーケティングとの調整では
もしあなたが市場に影響を与える取引先を担当しているならば、データの分析などを市場参入
する前から依頼を行い、マーケティングの担当者と共にデータ分析して、共に仮説を立てて
共に商談に向かうといった関係を構築していくことができるのが優秀な営業マンです。他にも
システム担当者やお客様窓口や経理担当者など、あなたが営業として活動して行く上では社内の
あらゆる部署との関係構築が大きな強みになります。社内営業する上で困ったときに泣きつく
営業マンが多いのですが、いくら社内の仲間であってもそういう時だけの関係であれば、調子の
いい奴だと思われてしまいます。普段からメール一本でもいいから関係を維持しておくことが
大事です。社内営業は本社のスタッフだけではありません。あなたの取引先が日本の各地に
展開しているのであれば、各地の営業所で働く営業マンとも関係を作っておかなければなりません。
以前にあったことですが、全国的に販売が好調すぎて商品の供給を取引先毎に分ける事態と
なりました。各地方の取引先は大きくはないけど重要な先ではあります。あなたの取引先は全国的
に展開する重要な先。地方の営業マンと関係が構築できていたら、各地方の取引先分を抑えて
あなたの取引先に商品を回してもらえるのです。上から目線で当たり前だと言わんばかりに
商品を回すように求めた営業マンは、その後、一切の協力を得ることができなくなったのです。
また、メーカーなら工場との関係も重要です。クレームが発生して、工場を突き放すような
言い方をするのはもってのほかです。優秀な営業マンは取引先に代わって激怒するのではなく、
失敗したことは仕方ないと考えて、工場と一緒になって解決に当たることです。工場は生産に
特化したスタッフが集まる場所。取引先との折衝は未知なる世界だからあなたの助けが必要です。
また、こういった対処をしてもらった営業マンのことを工場スタッフはいつまでも恩義を感じ、
あなたが困った時に必ず助けてくれるはずです。社内営業とは『社内での持ちつ持たれつの
関係を多く作っておく』こと。あなたを支えてくれる仲間は一人でも多い方がいい。ドラクエ
などのRPGゲームでも、術や技などを有した個性的な仲間を駆使して進行していきます。
全ての能力を持った主人公はいません。そういう場合に会社の専門家の知識、地方の営業の協力
といった仲間を多く持つことをおすすめします。繰り返しになりますが、普段からの情報共有
を行い、コミュニケーションをしっかり取ることをお忘れなく。。。
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