企画書の厚み
企画書は営業にとって大事なツールです。
が、企画書を作ることが目的になっている社員がいて、良く注意していました。
見栄えが良く、しっかりとデータを揃えて、分析して、提案内容も完璧で、最終的には背表紙までついて。。。
努力の指標が企画書の厚みでしょうか?
それで上手く言ってるのであれば何も問題ないのですが、上手く言ってると勘違いしている、もしくは上手く言ってないのであれば改善する必要があります。
バイヤー達は、少なくても1日に5社ぐらいのプレゼンを受けます。
20ページの企画書を5社が持ってきたら、100ページの企画書を読んでいることになります。
毎日毎日、営業が持参する企画書を100ページ、しかも細かい数字や文字が敷き詰められています。
企画書を作る前に少し考えてみてください。
- 相手の立場に立って企画書を作る。 → これは提案を受ける側に立って考える
- 目的の達成に向かって企画書のストーリーが展開されているか → 目的を達成するための最重要ページはどのページか
- この提案を採用したらどうなるか → 何を取引先と共有したのか
毎回、パワーポイントの企画書でなく、たまには、A4縦のレジュメに変えてみたらどうでしょう。
もしくは、起承転結で4ページのパワーポイントとか。
営業員はよくこう言い返します、『バイヤーは細かく説明しないと駄目なので、ある程度のページは必要なんです。』と。
もし、そうなら別紙として添付すればよいのです。
『間があるときに見ておいてください。』
(まず、見られないですが、提案内容の背景として渡せばよく、背景がしっかりしてると中身は自ずとしっかりしてきます)
バイヤーが採用しないのは、企画書が薄いのではなく、提案内容が薄いのです。
全てがそうではないと思いますが、企画書作成に時間をかけ過ぎないように。。。
かわいいフリー素材集いらすとやよりイラストをお借りしております